樺沢紫苑先生の本「言語化の魔力」を実践してみた感想【体験談】

この記事は約13分で読めます。

読書大好き羽田です。

今回、読んでみた本はこちら。

樺沢紫苑先生の本は、アウトプット大全の頃から大好きで、ほぼ読んでいるのですが、今回も素敵な本でした!!

そして驚くのが、ちょうどこれを読んでいた頃、神に
「人生をかけた実験をしろ」
と言われているかのごとく、新しい職場で
嫌な先輩(粘着質系)
が現れ、私は久しぶりに人間関係の悩みに翻弄されモヤモヤ”(-“”-)”していました。

どんな嫌がらせを受けていたかというと…

・嫌な言葉でののしられる
・自分だけ集中攻撃される
・私の行動を凝視レベルで監視している
という、氷山の一角をあげるとこんな感じ。

というわけで、せっかく嫌な先輩も現れたことですし、この本の通りに実戦することに。

「言語化の魔力」がどれだけの効果を持つのか、身を持って堪能させていただきました!

その体験談や本の要点・感想を語ります。

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著者紹介

とその前に…樺沢紫苑先生のプロフィールはこちらです。

精神科医、作家。1965年北海道生まれ。91年、札幌医科大学医学部卒。同神経精神医学講座に入局。

2004年から米国シカゴのイリノイ大学精神科に3年間留学。

帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。

「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンとし、YouTube(約40万人)、メールマガジンなど累計80万フォロワーに情報発信をしている。

『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』『学びを結果に変えるアウトプット大全』など著書41冊、累計発行部数218万部。(Amazonより引用)

最近は、新刊「ちょっとお疲れのあなたが読むだけでフワッと癒される本」や、「精神科医がすすめるこれからの生き方図鑑」「読書脳」、続々と発売されています。

本の要点や感想・体験談

人間は、4人に3人が悩んでいる

人間は4人に3人が悩みを抱えていて、しかもそのほとんどが、同じようなことで悩んでいます。

悩みとは…

困難で苦しい問題に直面し、「どうしよう」と前に進めず停滞状態(足踏み状態)のこと
そして、その状況から脱するためには
少しでも前進すること。そうすることで、状況は改善し、悩みは徐々に軽くなるのです。
その手助けをしてくれるのが、この本というわけです!

悩みは少しずつ解消することが大切

人は悩みを一気に失くそうとするから、「辛い」「苦しい」になります。

確かに

「辛い気持ちをなくしたい」
「職場の人間関係よくなればいいのに」

などなど、これって、1日でできるわけではないし、そもそも目標が高すぎるんですよね。

私自身も、嫌な先輩からのひどい仕打ちを受け始めた当初は
「このイライラ(というか先輩)を消したい」
と悩んでいました。

でも無理でした。

考えれば考えるほど底なし沼に溺れる感覚。

だからこそ、「毎日できることを1つずつやっていく」ことが大切だと実感しました。

少しずつ解消することで、「なんとかなるかも」という前向きな気持ちが生まれてきたんです。

悩みが発生することでメリットも得られる

悩みなんて、ない方が幸せだ。

と、常々思っていた私。

でも、悩みって、勝手に沸いてでてきます。
家にずーーーっとこもってても、生きている限り、悩みは尽きませんよね。

そんな「悩み」でも、あると「人生のスパイス」になると樺沢先生。

悩みをスルーする技術を身に着けることで「心のしなやかさ(レジリエンス)」が養われるのです。

悩みが大きいほど心の筋トレになり、少しのことで動揺しないメンタルも得られます。
悩みがない人は、逆にガラスのメンタルまっしぐらです。

結果、人生の経験値は高くなり、人間味や人生観に深みをもたらしてくれる要素になるんです。

そう思ったら、「悩みも悪くないのかも」と…前向きになることができました。

嫌な先輩からの悩みを克服するために実戦したメソッド

本の中には、悩みを克服するメソッドが数多く紹介されています。

その中で、特に自分が相性がよかったメソッドはこちら。

とにかく悩みや感情を紙に書きだす

紙に書くことで、脳の中のモヤモヤを外に出す作業です。

これは想像以上にスッキリしました!!

紙には自由自在に、とにかく自分の脳内の中を全て吐き出すくらいの勢いで書きます。
字は汚くても大きくてもOK。

その後は、その紙を破って捨てる・燃やす・シュレッターにかけると、驚くほどスッキリします。

書くにあたって注意することが

・寝る2時間前までに書く
・ネガティブを書いた後にポジティブなことを書く
・時間は15~20分くらいかける
・できるだけ習慣化する
そして実際に書く時に意識するポイントとしては、

 
・書くタイミングはいつでもOK
・その日にあった感情について書く
・日時を書く
・感情はできるだけ詳しく書く
・字はヘタでもOK
悩みを120文字以上にまとめることができると、悩みの9割は解消されたようなものです
 
言語化することで、事実と感情を切り分けることができるので、そのあとは事実に対して冷静に対処法を考えることができました。
 
とうわけで、私は先輩の悪口やイライラした気持ちを、とことん書きなぐりました。
 
正直、デスノートになるレベルで怨念をこめました。

自分の気持ちは驚くほど晴れるので結果オーライです。これは本当に効果てき面でした。

信頼できる人に打ち明ける

信頼できる人に悩みを打ち明けてみましょう。

信頼できる人、落ち着く人に話を聞いてもらうと、脳からは「オキシトシン」が分泌されます。

このオキシトシンは幸せホルモンと言われるだけあって、「癒し」の効果を発動させます。

女子会が楽しいのは、このオキシトシン効果があるからなんですね。

だからこそ、悩みは1人で抱えず、信頼できる人(ある程度親密な人)に話すことが大切です。

これだけで、自分も癒されるし、相手も
「そんなナイーブな問題を打ち明けてくれてありがとう」
と信頼関係も築けます。

まさに一石二鳥なんですね。

私は、職場の仲良しに打ち上けたところ、かなり強い味方になってくれました。

嫌な先輩が私に近寄ってきたら、

・先輩の気をそらすために、あえて話しかけに来る
・嫌な先輩に別の用事を頼む

など、私と先輩があまり接触しないよう、たくさん助けてもらいました。
(感謝しかない…!!)

というわけで、周りに打ち明けることで、助け船も出してくれるようになります。

職場の上司に相談する

職場で意外と頻発するのが「相談できない症候群」です!!

明らかに、上司や先輩に相談したほうが悩みの解決は早まるのに、それでも相談できない人が多いというのが日本の現状なんです。

優しく気遣いのできる人こそ、「忙しそうな上司や先輩に、私的なことを相談するのは申し訳ない」と思う人が多いのでしょう。

私も優しいので(笑)、「自分で解決しよう」と思っていたのですが、これは大間違いでした。

上司・先輩たちからすると、「早めに相談して欲しかった!もっと早くに解決できたのに」と言われました。

何も知らないまま退職されるのが一番ショックみたいなので、勇気をだして、先輩や上司に相談することを恐れないで下さい!

脳疲労を防止する

悩みを抱える人がまず大事にすべきこと、それは

心と体を整えること。

まずベースを整えないと、どんなメソッドを試してもうまくいきません。

悩みに対して切り替えられない状態の時は、「脳疲労」を起こしている可能性が高いのです。

脳疲労を起こしている状態だと、嫌なことがあっても、「本を読んで解決策を探そう」、「誰かに相談しよう」という思いつきすら起こらなくなります。

そうなるとだいぶ厄介です。

脳疲労は、前頭前野が疲労していて、セロトニン(精神を安定させる働き)が減少している状態です。

脳疲労をおこすことで

・記憶力が落ちる
・悩みが堂々巡りしてしまう
・ネガティブに1点集中してしまう
・感情のコントロールができなくなる
・論理的な思考ができなくなり、人間関係が悪化してしまう
・言語化も行動もできない…うつ病になりやすくなる

という、恐ろしい負のループに入り込んでしまいます。

うつ病がひどくなると、命の危険も伴いかねないので、本当に注意が必要です。

とうわけで、脳疲労を起こさないために、普段の生活で特に気を付けていた行動はこちら。

7時間以上の睡眠(規則正しい生活)

脳疲労を阻止するには、7時間以上の睡眠は必須。

6時間以下は明らかに睡眠不足です。

でも、悩んでいる人ほど、悩みから目を逸らそうと、ドラマやゲーム、スマホに熱中しがちになりませんか?

それが大きな落とし穴なんです。

本当に悩みを解決したいなら、スマホは1日に2時間以内に抑えること、寝る2時間前は控えることも大事なんです。

スマホも食事も、安眠のために、寝る2時間前には終わらせておきましょう。

ボーッとする

ボーッとする時間も非常に大切!!

瞑想もいいですね。

情報過多、スマホの使いすぎは脳を疲れさせてしまう。

でもボーっとすることで、脳がスタンバイ状態(自分の今後をよりよい状態にするための準備期間)になり、急に素敵なひらめきを思い付いたりするのです。

実際にボーっとすることで、日常の荒波から解放されて、心穏やかになる日が増えました。

特に森林の中でボーっとするのがいいと、メンタリストDaiGoも言ってたのを思い出します(笑)

朝の20分早歩き+45分以上の中程度の運動(週に2~3回)

運動は明らかに体にいいです。

運動をしている時間って、その瞬間だけでも悩みがどうでもよくなるように感じました。

景色に集中すると、その瞬間は悩みに対して考えなくなります。

自分がいかに小さい存在なのか思い知らされます。

そして、今の悩みがどうでもよいことに感じてきます。

適度に運動することで、夜もぐっすり眠れるようになり、脳疲労の防止にもなります。

悪口・愚痴をくり返さない

悪口や愚痴をくり返し言わない。

正直、これは最大のポイントだと思いました!!

愚痴や悪口を言いたくなっても

・2週間以内に同じ話を3回以上繰り返さないこと
・ネガティブ体験を10回以上語らないこと
これは特に気を付けました。

愚痴ってスッキリするのは、笑い話に変えて1回きりがベスト!!

自分のためにも、相手のためにもです。

 
ここを意識したことで、嫌な先輩からどんな嫌なことをされたのかすら思い出せなくなりました。(強烈体験は別としてね)

愚痴は、嫌な出来事を洗い流すために言うのであって、記憶強化するためにいうものではないのです。
聞く側も、もし相手が同じ愚痴をくり返して来たら
「それは前も聞いたからね」
と話をさせないことも思いやりなんです。

愚痴っぽい友人には、是非救いの一言を言ってあげるといいかも。(理由も含めて)

 
 

「言語化の魔力」生活を2カ月ほど試した結果

2カ月ほど試した結果。

・先輩からの嫌がらせが最初より気にならなくなった(心がしなやかになった)

・周りに相談したことで、周りの人たちが嫌な先輩に対して注意をするようになったので、あまり嫌な態度をとられなくなった

・新人時代より、2カ月分仕事ができるようになった間に、あまり目の敵にされなくなった

・大切な命を削って、嫌な先輩のことでモヤモヤ悩むより、健康的な生活をしながら趣味を楽しむほうが明らかに大切だと思考転換できた

・愚痴を控えたことで、先輩から何をされたのかすら思い出さなくなった

という感じで、言語化の魔力によって、自分の心の持ち様が変わり、だいぶ生きやすくなりました。

まとめ

悩みを解決するには、人を変えるのではなく

自分を変える

に尽きますね。

とことん実感しました。

辛いこと、嫌なこと、苦しいことは、自分の脳内だけでモヤモヤと停滞させるのではなく、文字や言葉で言語化すること!!

これだけで、自分が受けるストレスは驚くほど解消されました!!

まさに言語化の魔力でした。

相手は絶対に変わりませんから。マッジで。

モヤモヤ期に、ちょうど「言語化の魔力」と出会えてよかったです。

自分のため、そして周りの家族や友人を救うためにも、このノウハウは知ってて損はないですよ!!

おススメです!!

 

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