テニプリ 財前光との妄想乙女ゲームシナリオ~二次創作~

この記事には、広告・プロモーション等含みます。

テニプリの乙女ゲームがなかなかでないので、四天宝寺【財前光】と勝手に乙女ゲーム妄想シナリオ(夢小説)を作成しています。

主人公の名前は夢小説にちなんで【夢】です。

あたたかい目で読んでいただけると嬉しいです。

【更新情報】2025/4/7 妄想シナリオスタート

プロローグ

少し肌寒くなってきた11月。

帰宅部の私は、委員会でお世話になっている【オサム先生】に呼び出された。

「失礼します…」

職員室に入ると、オサム先生が大きく手招きをしている。

「おお、すまんな。」

「いえいえ、ところでご用件は何ですか?」

「ほんまに申し訳ないお願いなんやけど…2週間ほどでええから、俺が顧問をしてるテニス部のマネージャーになってもらいたいんや。」

「マネージャー…?」

委員会の件で呼び出されたと思っていた私は、まさかの話に、しばしフリーズしてしまった。

「まぁ、2週間ほどでいいなら…人手不足ですか?」

「今レギュラーメンバーがU-17代表合宿に参加しとってな。その合宿に、各学校から選手の世話係が必要なんやて。本来ならマネージャーが参加なんやけど、うちにテニス部はマネがおらんからな。そこで、折り入ってお前に頼んどるってわけや」

「な、なるほど…。で、その合宿っていつからなんですか?」

「合宿自体は始まっとるで。マネージャーたちの集合日は3日後や。」

「ええっ!?それはまた急な話ですね」

「いや、それがな…俺がすっかり忘れててな。運営側から連絡がきて、こうして焦ってお前に頼んどるってわけや!」

こんな急な話を堂々と言ってのける先生の態度に、若干の戸惑いを覚えつつ、困っていることは確かなことは伝わった。

「合宿中は学校ももちろん出席扱いになるし、ボランティア活動ということで内申点も上がるで!」

ここまで頼まれると引くに引けないし、内申点が上がるという魅力付きなので、了承することにした。

「分かりました。頑張ってみます」

「よしっ!おおきに!!」

こうして、私は、U-17代表合宿にマネージャーとして参加することになった。

いざ合宿所へ!

本日、いよいよ合宿に参加。

生まれて初めて大阪から東京まで移動。

少し緊張したものの、とても良い体験になった。

「四天宝寺中からのマネージャーさんですね。では、案内します」

合宿所で受付を済ませると、スタッフ専用待機所に案内される。

マネージャーという名目でここにきたけど、テニス部メンバーも知らないし、なんならテニスにも全く詳しくない…。

「なんとかなる!!」

という、オサム先生の軽いノリ発言に騙された気もするが、結局のところ、行くと決めたのは私だし、やるからにはしっかり責務を全うしようと思う。

そんな決意表明をしていた矢先、マネージャーチームの総括責任者が登場。

選手たちのスケジュール、それに伴うマネージャーチームのスケジュール、イベントや今後の予定などについての説明があった。

驚いたのが、選手たちの分刻みのスケジュールだ。

これを同級生や、年齢が1つしか違わない人たちがやるのかと思ったら、それはもう尊敬しかない。

そんな選手たちのコンディションを、最大限に引き出すのが私たちの仕事と言われたら、手に汗握ってしまう…。

担当は205号室

全体ミーティングの後は、自分の担当部屋はどこか発表された。

私の担当は205号室。

次期部長候補の2年生が集まる部屋だと聞かされる。

青春学園の海堂薫くん。
立海大付属の切原赤也くん。
氷帝学園の日吉若くん。

そして、同じ中学校である四天宝寺の財前光くん。

同じ2年生とはいえ、財前君とは面識がない。

気を抜くと、溢れだしそうな【不安】という感情に蓋をして、私は205号室に挨拶に行くことにした。

部屋に向かう途中、206号担当マネージャーの子と話した。

「206号室を担当になった六角中1年の【大野あおい】といいます。よろしくお願いします。」

「こちらこそ、よろしくね。私は205号室担当、四天宝寺2年の【桜井夢】だよ。仲良くしようね。」

「優しそうな先輩がいて、ホットしました。正直…この合宿ちょっと緊張してて…」

「思った…この緊張感、ちょっと重圧感ある!!」

「私…実はマネージャーでもなんでもなくて。先生の『内申点が高くつく』って言葉にまんまとハマってしまって、テニスの知識も何もないのに…」

あおいちゃんは、責任の重さを感じているようで、やや涙目で訴えてくる。

「大丈夫だよ、私もおんなじ理由でここにきた仲間だから。私、マネージャーどころか、テニス部メンバーが誰なのかも分からずここにきたの。」

「そうなんですか!?ただのボランティアじゃすまされない空気感じゃないですか…選手たちのカリキュラムもすごすぎるし…私に務まるのかなって急に不安で…」

「うんうん、分かるよ。私も、全く同じこと思ったよ。ちょっと想像してたよりスケールが大きくて引いちゃったもん」

「やっぱりそうですよね!私、帰ったら先生に文句言ってやる!って思うくらいでしたよ」

「ふふ。それくらいなら許されるよ。」

「きたからには、頑張ろうとは思いますけど…」

「そうだね、一緒に頑張ろうね」

2人で、閉じ込めてた不安を語り合いながらも意気投合する。

【PR】アニメは動画配信サイトで配信中

現在放送中の新作!

新テニスの王子様
U-17 World Cup
SEMIFINAL
huluU-NEXT などで
絶賛!配信中です

本ページの情報はR7年5月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

新テニ最新刊はこちら!

2025年5月に3冊同時に発売されました!!
最高に楽しかったです♪
ファンブック、四天宝寺もお願いします!!

タイトルとURLをコピーしました