【4/11更新】四天宝寺の王子様~忍足謙也~夢小説(2)

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四天宝寺【忍足謙也】との夢小説です。

テニプリでトキメモみたいなゲームでたらいいのになwwwって思いながら書いてます。

主人公の名前は大好きな嵐の櫻井くんと夢小説にちなんで【桜井夢】です。

このページでは、「テニスの王子様」の夢小説を掲載しています。
原作者の許斐先生、公式とは一切関係はございません。
ご理解のある方のみ閲覧をお願い致します。
【更新情報】2026/4/11 「大ピンチ」「勉強合宿」を更新しました。
スタバのチャンククッキーフラペチーノ、おいしかったです(笑)次はコーヒーゼリーフラペチーノが飲みたい。

プロローグはこちら↓↓

四天宝寺の王子様~忍足謙也~(2)

気になる疑問の真相に迫る

今日は四天宝寺テニス部メンバー全員で水族館へ行く日。

というのも水族館のイベントで、最近人気のお笑いコンビのライブがあり、9割はそれが目的。

「なー早く中に入ろうや!ワイ待ちきれーん!」

金ちゃんが早く水族館に入りたくてウズウズしている。

その一方で、千歳くんが既に10分ほど遅刻しているのだ。

「金ちゃん、もう少しだけ待てるか?この人混みや、はぐれたらなかなか合流でけへんで」

「そやかてー!もう千歳のアホー!!」

金ちゃんの気持ちも分かる。
だって、金ちゃんは予定より30分も前に来てたから。しかもライブまで残り20分。
いい席を確保するには遅すぎるほどだ。

「私がここで千歳くんを待つので、みんなは先に入ってていいよ!」

「でも貴重な芸人のライブやで。それなら部長の俺が待つわ。」

白石くんがそう言うと

「なら俺が桜井と一緒に待つ!」

と忍足くんがすかさず前に出てきて驚く。

「こんな人混み、女子一人で待つより、俺も一緒におった方がええやろ?あ、俺だけでもええんやで!」

「謙也…お前、この芸人のライブ、ごっつ楽しみにしとったのにええんか?」

「キャー!ケンヤくん、お・と・こ・ま・え♡」

「こら、小春!もっと男前なのがここにおるで!」

「ちょっ!ユウくんは少し黙ってて!待つのが苦手な謙也くんが、あえて『待つ」って言い出したのよ!しかも大好きな芸人のお笑いライブを蹴ってまで!ここはその漢気に任せて、夢ちゃんと謙也くんに千歳くんのことはお任せしましょ!」

「あー、なるほど。小春の言う通りやな!ほな、謙也、ここは任せたで。」

「謙也くん、夢ちゃんと千歳くんのこと、よろしくね!」

「おう!まかせとき!」

 

「忍足くん、ライブはよかったの?」

「お前を一人にするわけにはいかへんしな。それに…」

「それに?」

「それに…お前に聞きたいことがあんねん!!」

 やや頬を赤らめながら、忍足くんが私を見る。

「私に?どうしたの?」

「お、お前って…白石と付き合うてるん!?」

「へっ!?」

まさかの質問に目が点になる。

「え!?どういうこと!?私と蔵が付き合ってる!?」

「そうや!ほら、それ!白石のこと『蔵』って下の名前で呼んどるやん!俺の従兄弟も言ってたで!下の名前で呼び合うってことは、恋仲なんやないかって!」

「…。」

まさかの質問にあっけにとられていると、忍足くんが答えを促してくる。

「で、どうなんや!?」

「ないない!付き合ってないから!確かに、蔵とは仲良くしてるけど、『蔵』って呼んでる女子は多いでしょ!よく思い出してみて!」

「………。確かに、そう言われたら、うちのクラスの女子は白石のことを「蔵」と読んでる割合の方が多いかもしれへん…。」

「私も最初は『白石くん』って呼んでたけど、葵(※クラスメート)があだ名で呼べばいいじゃん!って白石くんがいるとこで言ってきてね。それからかな。それに忍足くんだって、周りから『ケンヤ』って呼ばれてるでしょ」

「あー…。そう言われれば…。なんや深く考えすぎて、急に恥ずかしくなってきたわ」

「忍足くん、聞きたいことってこれだったの?」

「おう…って、いや待ち!なんであいつは『蔵』なのに、俺のことは『忍足くん』なんや!」

「え!?だって…」

「俺のことも『ケンヤ』って呼んでくれてええんやで!」

まさかの名前呼び展開に少し恥ずかしくなる。

「そ、そうなの?じゃあ…け…ケンヤ…って呼ぶことにするよ…これからは」

「おう!俺もお前のこと、『夢』って呼ぶからな…。」

言い出したのはケンヤくんなのに、そう言うとケンヤくんは黙りこくってしまった。

「…。」

「…。」

うう、なんか急に恥ずかしい。下の名前で呼ぶって決めただけなのに。

「あの…」

なんだかむずがゆい時間を感じていると、急に後ろから声をかけられて驚く。

振り向くと、ニコニコ笑顔の千歳くんが立っていた。

「ち、千歳くん!?」

「うわ!!千歳、お前いつからそこにおったん!?」

忍足くん改め、ケンヤが慌てふためきながら千歳くんに質問をする。

「いや…だいぶ前からおったばってん、何やらおもしろか会話をしてたから声ばかけられんかったと」

「は!?千歳、ずっと後ろにおったっちゅーことか!?いつから!?」

「ま、まぁ…『白石と付き合ってるのか!?』あたりから…」

「うっわ!!はっず!!!だいぶ前からおるやん!!声かけろや!!趣味悪いで!!」

「いやまぁ、俺的にはお笑いライブよりええもん見れたから満足…」

「千歳ーーー!!!」

(NEW)大ピンチ!?

府大会が無事に終わり、テニス部は全国大会に向けて気合十分だった。

しかし、1つ大きな問題が発生したとオサムちゃんから通達があった。

四天宝寺中はテストで1つでも赤点を採ると、部活の試合に出場できないという決まりがあるのだけど…

金ちゃんが大ピンチらしい!!

金ちゃんは西のルーキーと言われるだけあって、先輩たちをもしのぐテニスセンスの持ち主。

四天宝寺テニス部が力を存分に発揮するには、絶対的に必要な存在なのだ。

そんな金ちゃんがテストを切り抜けられないかもとなると、部員全員が大慌て。

そんなわけで、オサムちゃんの提案で、特別勉強合宿を開催することになったのだ。

この合宿で、絶対にピンチを乗り切れらなければ!

(NEW)合宿スタート

「おーい、みんな集まったか?」

昼食終わりの午後1時、オサムちゃんの号令と共に合宿が幕をあける。

「この合宿で、遠山の赤点を絶対に阻止するで!それぞれの得意科目を交代で教え込むんや!ついでに、自分たちのテスト勉強もするんやで~」

「勉強なんて嫌や~テニスしたいー。オサムちゃん、テストせんでもいい方法ないんか~」

「ないで~。みんなお前のために集まったんや。感謝するんやで」

「うぅ、みんなおおきに…」

「しゃーない!金ちゃんなしの全国なんてありえへんからな!気合いが入るっちゅー話や!」

ケンヤが金ちゃんの肩をポンポンと叩く。

「俺は小春と一緒にお泊りできるんなら何でもありや!」

「やーん!ユウくんたら!その前に、私が金太郎はんの学力をばっちり上げたるで~!覚悟しいや~!」

(NEW)まさかの事態

合宿がスタートし、早速みんな勉強会を開始。

テニスで培った集中力でもくもくと勉強をこなす。

金ちゃんも、必死で教えられたことを吸収しようと頑張っていた。

この調子で夜の部も頑張れそう!と思っていたけど、食事とお風呂を終えた途端、すっかり修学旅行モードの金ちゃんとあと一人。

「枕なげしたいー!」

「お!ええやん!その後はトランプでスピード対決トーナメントもせんとな!」

金ちゃんだけではなく、なぜかケンヤまでノリノリなもんだから、「なんでやねん!」と心の中で盛大に突っ込んでしまった。

すると白石君が
「今日は勉強のための合宿なんやで。もう少し頑張らな。ケンヤもなんで一緒にはしゃいでるん?」

そう言いながら、白石くんは腕の包帯をほどき始める。

「ひぃ!!白石、それだけは勘弁や!わかった!ちゃんと勉強する!!」

「いい心がけや。終わったら思い切り遊ぼうな」

白石君の言う事を聞いて、金ちゃんは勉強を再開。

そのおかげで、しっかりノルマを達成することができた。

「終わったー!ワイ、頑張ったで!!」

「金太郎はん、お疲れ様。よう頑張ったな。」

師範こと銀さんにも褒められ、金ちゃんは大満足の笑みを浮かべる。

「白石~はよ枕投げ大会しよや!」

金ちゃんが白石くんにお願いする。

「う~ん…まぁ、少しならええか。ただし、オサムちゃんが外出してる間だけやで。今、用事でちょっと外に出とんねん」

「よっしゃー!!」

「金ちゃん、1年だからって容赦せぇへんで!」

「ケンヤは真っ先に倒したるからな!」

「やってみ!浪速のスピードスターの枕よけ裁き、見せたる!」

こうして、皆が待ちに待っていた?枕投げ大会がスタート!

私は見学のつもりでいたのに、何故かケンヤチームのメンバーにエントリーされていて、容赦なく枕がとんでくる。

「勝ったもん勝ちや!」

「あと3分。俺たちのチームが勝利する時間たい」

なんだかんだで、みんな大はしゃぎ。
就寝時間も忘れるくらい楽しんでいた。


そんな矢先…

ガラガラガラ

用事で外出していたオサムちゃんが、むこうで戸をあける音がした。

「オサムちゃん、帰ってきたんとちゃう!?」と白石くんがすかさず気づく。

「うわ、やっば!就寝時間すぎとるで!」ケンヤは大慌てで電気を消しに走る。

それと、同時にそれぞれが布団に身を隠す。

私も「今はとにかく隠れなきゃ!」と思い、とりあえず近くの布団の中に身を隠すことにした。

ガラっ…

オサムちゃんは帰宅後すぐ、私たちの様子を見にここの部屋の扉を開ける。

「みんな、寝とるかー?」
小声でオサムちゃんの声が聞こえる。

きっとオサムちゃんなら、就寝時間過ぎて枕投げしてても怒らないと思うけど、親に夜更かしがばれそうになった子どものように、私たちは声を潜めていた。

反応がなかったからか、オサムちゃんが戸を閉める。

「バレなかった…」
安堵していた私はあることに気づく。

私と同じ布団の中に誰かいる!?
しかもだいぶ近い!!
というか、私が抱き枕みたいな状態になってる!?

みんなに聞かれないように、小声で質問をする

「あの…誰なのかな?」

「え!!?す、すまん!お前だったんか!?とっさに近くの布団に隠れてもうて!!てっきり金ちゃんかと思うてしもたわ」

「その声はケンヤ?」

「す、すまん、すぐ出る!!」

「しーっ、まだ油断は禁物だよ」

私はとっさに謙也の腕をつかみ、彼が布団から出るのを阻む。

その瞬間、オサムちゃんがもう一度部屋の扉を開ける音がした。

「俺の着替え、この部屋におきっぱなしにしてもうてたわ…」

オサムちゃんはどうやら探し物をするため、すぐにこの部屋に戻ってきのだ。

「みんな堪忍な~起こさんようにするからな~」

そう言いながら、オサムちゃんが部屋内を静かに歩きだす。

「!!?うっわ、オサムちゃん、マジか!」

その間、私たちは気づかれないように、2人で1つの布団に身を寄せることになった。

ち、近い!!!

謙也の体温が伝わってくる。
ドキドキが止まらない。
今の私の顔は、きっと茹でダコみたいに真っ赤だと思う。

目が暗闇になれてきて、私は謙也の胸元に顔をうずめていると知る。
ケンヤの香りが伝わってくる。
それにくわえ、男の子らしい大きな肩幅とか、鍛えられた腕とか、つい意識して途端に恥ずかしくなる。

私ってば、どこ見てんのよーバカバカバカ!

「みんな、もうすっかり寝てもうたんやなー」

そう言いながら、オサムちゃんはなかなか部屋から出て行かない。

オサムちゃん、早くー!!!恥ずかしすぎるから、この状況!!

そう思っていると

「おまえら、タヌキ寝入りやろ?この埃っぽさ、確実に数分前まで枕投げしとったな?俺はごまかせへんで」

オサムちゃんにはちゃっかりバレていたようだ。

もしここで電気でもつけられたら、この状況はだいぶやばい!?
恥ずかしすぎる!!

そう思っていると、銀さんがすぐに布団から起き上がり

「先生、すんまへん。先生の言うとおり、5分前まで枕投げをしとりました。でもこの通り、わし以外ほぼ寝てはります。」

「おぉ、銀。そうやったんか。師範が言うならそうなんやろな。じゃ、銀もゆっくり寝るんやで」

「はい、おやすみなさい」

そう言うと、オサムちゃんはやっと納得したようで部屋を出て行った。

次こそ、オサムちゃんの足音が遠ざかる。

「銀…すまんかった。本来なら、部長である俺が説明すべきやのに。」

「白石はん、ええんや。オサムちゃんが来る予感はしとったからな」

「ハラハラしたわー!でも、おもろかった~!」

みんなが続々と起き出す。
私はその隙に布団から出て、何事もなかったかのように急いで自室に帰る準備をする。

「俺は小春と密着できて最高やったわ。」

「もう、ユウくんたら~!」

みんなが盛り上がっている間に急げ、私!!

「ま、オサムちゃんも俺たちの行動はだいたい予想してたってことっすね。ところで…夢先輩は大丈夫やったんすか?」

財前くんに話をふられ、ドキッとする。

「ん!?うん!大丈夫、大丈夫!!!じゃ私は自分の部屋に戻るね!おやすみなさい~!」

いたたまれなくて、私は顔を誰にも見られないように部屋を後にしたのだった。

 

「夢先輩、明らかに態度おかしかったっすね…ケンヤさん、なんかしたんすか?顔も赤かったし、もしかしてお嫁に行けないようなこと、してないっすよね」

「は!?なんや財前!おおおお、お、俺は何もしてへん!!けど、慌ててあいつがいた布団に潜り込んでもうた…」

「…。」「…。」「…。」

全員が静まり返る。

「いや、でも神に誓って何もしてへん!!マジやで!!てっきり金ちゃんかと思うたんや、小さかったから。」

「なんでー?別に仲良しなんやから一緒に布団入ってもええやん、うちのおとんとおかんも一緒に寝とるでー?」

「金ちゃん…それとこれとは話が違うというか…。徐々に女子の扱いも勉強せなあかんで。小春先輩が教えたる!」

「ケンヤさん、なんでちゃんと確認しなかったんすか

「そうやぞケンヤ!嫁入り前の娘に!お前も小春にちゃんと学べ!」

「うぅ…反論の余地もないわ…」

「まぁ、謙也もわざとやなかったんやし、この話はここらでしまいにしよか。銀がすぐにオサムちゃんに話してなかったらほんま危ないとこやったわ。電気なんてつけられたらアウトやったな」

「ほんま、銀には感謝や…」

銀は全てをお見通しのような顔で微笑む。

こうして、それぞれが床についた。
しかし、俺はあの時のことを思い出してはなかなか寝付けずにいた。

申し訳なさもあるが、あいつが俺の胸に顔をうずめてる姿が脳に焼き付いて離れない。
あのまま抱きしめてしまいそうやった。
あいつええ匂いやったな…とか、やわらかかったな…とか…かわいかったなとか…思い出して顔が火照る。

明日からどんな顔して会えばええんや!!

(つづく)

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