こんにちは、元栄養士の羽田です。
今回は、自分の人生を振り返ってみて
「パワハラが横行していた職場に10年いたけどメリットはあったのか?」について考えてみました。
私の体験談なので、これが全員に当てはまるわけではないのですが、今パワハラで苦しんでいる人、苦しんでいる人の家族の参考になれば幸いです。
パワハラは犯罪です
パワハラ・いじめ 職場内解決の実践的手法という本には
同じ職場で働く者に対し、職場上の地位や人間関係など、職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・肉体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為
と載っています。
まさに文字の通りで、自分自身も、職場の上司から、絵にかいたような分かりやすいパワハラをほぼ毎日のように受けてきました。
パワハラは
短気な上司と、要領の悪い部下で起きる
とよく話題に出ますが、まさに50近い上司にとって、当時の22才の私は要領の悪い部下だったのだと思います。
それにしてもよ…!!
パワハラは犯罪であり、許せない行為です。
それをよしとする職場環境にも問題があります。
詳しいパワハラの記事は別で載せているのですが、今思い出しても、本当に吐き気がします。
パワハラ上司がいる職場に10年もいた理由。
そんなパワハラが横行する職場に10年もいた理由…それは。
親や学校の先生からの呪いの言葉!!
これがなかなか厄介なのです。
「そんな簡単に辞めたら、次の転職で失敗してニートになる」
「早く辞めたら、後輩たちの就職に響く」
あの手この手の言葉で説得してきます。
まさに「続けることこそ人生の美徳だぞ」と…
そんな陳腐な言葉に脅され、かれこれ10年も耐え続けた結果、得るものもあったけど、失うものはものすごく大きかったです。
結果、後悔です。
そもそも、自分のことは自分で決める、ということができてなかった自分が最大のバカ野郎だったので、「親のせいだ」「先生のせいだ」とは言いませんが…
だからこそ、親や先生にアドバイスなんてもらわず、
自分の魂が求める方向にとっとと進めばよかった!!
と今になって思います。
だって、自分の人生は自分だけのものだし、アドバイスしてくれた人が責任をとってくれるわけでもないですから。
失ったもの
・クソ上司の存在が自分の人生の記憶に深く刻印された
・若い頃に早期転職しなかったせいで、年齢制限等で転職先が狭まった
・お金
・健康
得たもの
・自虐ネタ
こんな感じです。
自虐ネタとかいらんよね。
確かに、苦しい時間は人生の肥やしになったかもしれません。
でも、耐えたから100億もらえるとかじゃないんですよね。
そこらへんにある程度のイジワル人間はうじゃうじゃいます。
いない職場はほぼ0に等しいです。
それくらい、人を不快にさせる人間は、ドラクエのスライム的に存在するし、スライムを越える力を身に着けると成長の糧にもなります。
でも、キングスライムになると話は別になります。
倒せば経験値は一気にあがるとは思います。
でも、倒すなら、それなりに自分も何かしらの代償が必要になります。(弁護士費用、労力など)
結局、蕁麻疹や胃痛、うつ症状など、20代にしてだいぶ健康も損ないました。
パワハラを受けた10年間の医療費はえげつないことになりました。
そして、ストレス発散させるための散財ぶりもえぐかったです。
働いてるのに、全然お金が貯まらない悲しきカラクリに闇落ちです。
自分に非がないなら、パワハラが横行するブラック職場からは転職する準備をしていいと思います。
若い頃に少しでもいい職場に出会っておかないと、年齢を重ねると年齢制限でそれこそ転職の幅が狭くなります。
ちなみに、こんな行動は全てパワハラです。
精神的攻撃→脅迫、名誉棄損、侮辱、ひどい暴言
人間関係からの切り離し→隔離、仲間外れ、無視
過大要求→業務上明らかに不要なこと、遂行不可能なことの強制、仕事妨害
過少要求→程度の低い仕事要求、仕事を与えない
児の侵害→私的なことに過度に立ち入る
こんなことをする人間はクズですよ。
来世はGになってスリッパで追い掛け回されればいいと思います。
だから、餌食になる必要はありません。
「自分の人生は自分自身で1番大切にして欲しい」
それが、ブラックな職場で10年の時を無駄にした、悲しき栄養士からのメッセージでございました。